「だって、前一緒に行ったじゃん!」


「え?!どこに??」


「えー、覚えてないの〜?」


「う、うん…」


「そっか…。幼稚園に入ったばっかりのときうちの親と美羽の親で、遊園地行ったのね?」



「うん。……ん?もしかして、涼太が泣いちゃったやつ?!」


「そうそう!―――って、美羽声大きい!」


「あ、ごめん」


見ると、涼太は少し顔を赤くしていた。


(涼太も照れるんだ…)