そのまま、彼についていくと、 誰も使っていない空き教室に着いた。 中に入り、「なんの用件ですか?」と聞こうとし、振り向くと… 結構な至近距離で彼と目があい不覚にも、ドキッとしてしまった。 「あのさ…」 かれが急に口を開け、話し出した。 「昨日は………」 やっぱり昨日のことだ…。そう思い謝ろうとしたとき… ――――「ごめん」