ただでさえ、他の男がいつもヘラヘラした気持ち悪い顔で狙ってると言うのに、


手強い一ノ瀬がいて、俺の気が学校で休まるのは屋上で美羽と食う昼飯の時だけ。


美羽は、歩いてるだけで周りが明るくなる雰囲気がある。



美羽は、今まで男が話しかけてこないとかいっていたけど


それは、全部俺が手を回しているから。



美羽に、話しかけようとしている奴らにいつも俺はがんを飛ばして睨みつけていた。



そうすると、何でか逃げてくからいつもそれをやり続けていた。






――あいつが来るまでは…。