お昼休み



いつものように琴葉とお昼を食べていたときのこと。



他愛のない話をしていると、

   

「あのさ、ちょっといい?」
       
        
 「へ…?」


突然、彼―西野君が声をかけてきて、

思わずマヌケな声が出てしまった。



だって、女嫌いな彼だよ?!わざわざ自分から話しかけてくるなんてある?!


なるべく動揺してることを悟られないように平常心で答えた。