その声の方に、顔を向けると、


そこにいたのは











――颯也君だった。


「はぁ?お前には関係ねぇだろ…、ふざけんな」


「関係あるっつてんの聞こえなかったか?」


そういった颯也君は、さっきの不良の人に負けないぐらいの形相で睨んでいた。


「っ…。彼氏いるなら言っとけよな!」


そう吐き捨てて、男は去っていった。