「珍しいな。お前が授業サボるなんて」


という声が聞こえてきた。


「え?」


その声の主を見ると、そこにいたのは


颯也君だった。


「な、なんでいるの?授業は?」


「お前が泣きそうな顔して教室出ていったから、心配で俺もサボった」


「そ、そんな…。ごめんね、私のせいで」