そんな事を考えていた私は、ふと颯也君を見上げた。


そしたら、颯也君は顔から耳まで真っ赤だった。



「…え…?もしかして、、、熱…出ちゃった?!大丈夫!?顔赤いよ?!」



「い、いや、大丈夫だ、それより行こっか」



「え、あ、うん!」


結局どうしたんだろうという気持ちがあったものの、特に気にしないようにした。







―――涼太との待ち合わせまであと20分もある。