「先約があるから無理だ。」


とどこからか声がきこえた。



「……え?……颯也君?!」


「俺と日曜日にデートの約束してるから
無理だ。諦めろ」


「え?!約束なん――んっ!!」


約束なんてしたっけ?!と聞こうとしたら、
颯也君の手によってはばかれた。


―――でも…



「あのさ…二人って付き合ってるの?」


「?!ふきはっへなひよ?!」


私が必死に付き合ってないことを、否定してると、なぜだか颯也君に睨まれた。