うん。

ちょっと意味はわからないけど、とにかく技術室で結花ちゃんと話せるんだ。

…ん、ちょっと待ってよ?

「先生も行くって、私と結花ちゃんの話を聞くってことですか?」

「まさか。
日向さんがちゃんと平さんのところまで1人で行けるか心配だったから」

「ひどい。
私のこと幼稚園児扱いしてますね」

あぶないあぶない。 笑うところだった。

先生と話していると、あっという間に結花ちゃんのいるらしい教室についた。

「入ってみて」

先生に言われてドアを3回ノックしてみる。

「失礼しまーす」

入ってみると、4人の男女がいた。

「あ、結花⋯ちゃん…」

結花ちゃんと目があった。

大丈夫かな、私。