あああ……!もう胸がいっぱいで変になりそう。

好きで好きでたまらいよ……。


そんな抑えられない気持ちをたくさん抱えながら、今日も引き続き授業を受けていた。


そして、約束のお昼ご飯の時間。


「千幸、いい?」

「うん!」


私の机のそばに椅子を置いて、お弁当を広げた忍くん。


「すごい、今日も豪華だね!」

「あはは、こんなに食べられなくて困っちゃうよ」

「そっか!」


楽しくおしゃべりしながら、お弁当を食べ始めた私たち。


すると、肩をポンポンと横から叩かれた。


振り向けば、今度は綾人くんがいる。


「ねぇねぇ、俺も入れてくんない?」

「えっ?べ、別にいいけど……綾人くん、女の子たちからお誘い受けてるんじゃないの?」


また取り囲むように、女の子が集まっている。