レオンに助けを求めても、笑うだけで何もしてくれない。

「最後に一つだけ教えてあげるよ。俺が人を殺すのは、楽しいから」

その時のレオンはもう、中学生ではなく、立派な犯罪者だった。

「いやぁーーーーーーーーーー!!」

その叫び声を最後に、校舎はシーンと静まり返る。



「大鏡、お仕事ご苦労」

《どういたしまして。じゃあ俺はこれで》