“ピロリロリン、ピロリロリン…”



NOーーーーーー!!!!



心の中で叫んでも

もう遅い…


マナーにし忘れた携帯電話から着信音が響きまくる。



“ワンワン!!ワンワン!!”



チャッピーーーーーー!!!!


さっきまで寝ていたチャッピーも勢いよく吠え始めた。



ヤバい…バレる!!

どうしよ‥どうしよ…


バレたら大好きな彼女の夢を壊しちまう。

サンタクロース大作戦もこのままじゃ失敗じゃん。


「もぉ〜…チャッピーどうしたの?もうお散歩の時間?


・・・えっ?」


目を擦りながら起き上がった絵梨は俺を見て

小さく驚いた。



どうしよーー!!



どうすんだよ、俺!?