「…スー……。」

また、そのまま寝た凛。

疲れたらしい。

「……なんでだろう。」





大丈夫…しか、言えない俺。

あの思い出だって、
凛が見た夢だって…、

元は、俺のせいなのに。


大丈夫しか、言えなくて。


「……ごめんな?」


俺の腕の中で、眠る凛に言った。



俺のせいで。

俺のせいで…。


無力な自分が嫌になる。