「やだー!隼人がいい!
だって、早音のお兄ちゃんだもんっ!」

早音が言う。

そんな、可愛い事言われるとね。

「分かった、分かった。」

俺が言った。


―――――――

「凛ー、お菓子食べねぇの?」

「いらない。」

私は言った。

「…俺が食べるけどー。」

「食べれば?」

私が言う。

「つめたっ!
ごめんって…。」

真が言った。

「…寝る。」

「寝るとか、つまんないだろっ!」

知らないし。

「…もう、寝るから黙って。」

私は言った。

「……はい。」

真がそう言って、その場に寝転んだ。

私は、
毛布をかぶりそのまま寝てしまった。