「そいうもんなんだね。」 「…今度、試合見に来てよ。」 隼人が振り返って言う。 「いつあるの?」 「今週の土日~!」 「行こうかな。」 私が笑って言った。 「絶対、点入れるから見といてね。 あと、お弁当楽しみにしてるから。」 隼人が私の肩を叩いて言う。 「いいよっ。」 「…凛。」 「え?」 向かい合った。 上を見上げる。 「笑ってよ、凛。」