『……本っ当!心配させんなよ。』
いつだって、私を心配してくれたのに。
『俺を信じろっつの。』
誰よりも、信じてたのに。
『…凛が思ってるような事があっても
俺は、変わらないからっ!』
変わらないって、言ったのに。
『大丈夫だから…。俺がいるから…。』
安心してたのに。
『俺は、凛がみんなと
仲良くなってほしいと思う。
凛にはさ、辛いことを経験した分。
幸せになる権利があると思うんだよね。』
こんなに思ってくれてたのに。
『凛の幸せは、俺の幸せ。
………みたいな?』
いつも、嬉しい言葉をくれてたはずなのに。
あの日々も。
あの言葉も。
全部…全部、嘘に変わっていく。