「真の馬鹿…。」


置いて行かないで。

一緒にいたい。


ねえ?なんで伝わらないの…。



なんで、真は……。

何も言わないの?





『俺が凜を守ってやるっ!
…だから、笑えよっ!

凜の笑顔は、俺の元気の元っ!』



頭から離れない。

この言葉があったから、今まで頑張って来れたのに。


もう、守ってくれないの?

私、呆れられたのかな?



『俺……、凛の笑ってる顔が見たい。』

そう言ってくれたから…、また笑えるようになったのに。


『大丈夫っ!俺、約束は破らない。』

そう言ってくれたから、寮に入ろうって決めたのに。