――次の日


朝から、ずっと考えていた。

会ったら、どんな顔すればいいの?


学校行こうか、物凄く悩んだけど。

ここで休んだら、本当に前と同じになる気がしたから。

頑張って学校に来た。


教室に入ると、まだ真は来ていなかった。


「凛~!おはよー。」

美波と龍也は、もう来ていた。

「おはよう…。」

軽く笑って言った。


「なんか、元気ないじゃんっ!
どうかした?」

「ううん…。」

「真は?」

龍也が言う。


「……真は…、」

「あ、来たよっ!」

美波が言った。


「おはよー。」

龍也が言う。

「おはよー。」

真が言った。


顔をあげて、真を見た。

目が合って、思わず下を向いてしまった。