「……私っ…、怖くなったのっ…。」
泣きながら話した。
「上手く話せないっ…。
真にお礼言いたいのにっ…、
ごめんねって謝りたかったけど…
声が出なかったっ…。」
『男の人がっ…、怖い。』
気づいてほしくて。
自分にイライラしてて。
八つ当たりしてしまった。
けど、やっぱり…
力になってくれたのは…、
真だった。
気づいてやれなくて、ごめん。
そう言って、頭を撫でてくれた。
俺が力になるから。って、
優しく笑ってくれた。
いつも、甘えてばっかりで。
いつも、助けてもらってる。
「凛と喋んの、1ヶ月振りっ!」
そう言って、嬉しそうに真が笑った。