それから。
大変な日々が始まった。
学校には、行ったものの。
男子が近くを通る度に、動きが止まる。
逆に苦痛になっていた。
友達とは、前のように戻れたけど。
絶対、おかしく思われると思って。
自分から、近づかないようにしていた。
いつも、いつも。
そうやって、頑張っていたのに。
「凛ーっ!!!」
いつも、いつも。
空気を読めない奴がいた。
「なんなの……。」
教室のドアから、叫ばれる。
こいつのせいで、
いつもクラスの注目の的。
しかも、
付き合ってるとか噂まで流されている。
そして、いつも私が無視する。
「失礼しまーす。」
すると、いつも教室を入ってくる。
入ってくるなら、叫ぶなよ…!!
と、いつも思っていた。