もう、終わったのに。

自分に必死で
終わったと言い聞かせていた。


けど、実際はまた歩いてたら、
裕貴が待ち伏せしてるんじゃないかとか。

そんな事ばかり考えていて。


全てが怖くなっていた。

精神的におかしくなってた。


学校に行かなくて、
1ヶ月になろうとしていた時。

「……あ。」

また、真からメールがきたと思って
内容を見ると。


――今日、家行くから。


それだけ、書いてあった。

…なんで。

けど、気にせず寝ていた。


そんな時、
お母さんから無理やり起こされた。

「もう、何?」

私がキレ気味で言う。

「友達が来てるわよ。
お母さん、仕事に行ってくるから。
仲良くね。」

お母さんは、
優しくそう言うと出て行った。