なんで、
真はそんなに心配してくれるの?
でも、結局。
その日、メールを返す事はなかった。
それから、また学校を休む日々。
どうせ学校に行っても、
心配してくれる人なんて……。
真の顔だけが浮かんだ。
もう、二週間以上休んでいて。
毎日お母さんと喧嘩になっていた。
「何も分かってないくせに!」
いつも、私がそう言うと
黙って部屋から出て行く。
携帯は、いつも真からの着信とメールで埋め尽くされていた。
1人でテレビを見ていた。
画面に映ったのは、不良同士が
張り合って喧嘩しているドラマだった。
「あ、れ…。」
なんで……。
それを見て、震えていた。
怖さを覚えた。
殴る蹴るで、思い出してしまう。