昼休みが終わる時間。

「もう、帰んないとね。」

私が言った。


正直、帰りたくなかった。


「だなー。帰りたくない?」

真が笑って言った。

私が頷くと、

「俺と一緒ー!」

そう言って、ピースする。


「けど、帰らなきゃ。」

私が立ち上がった。

「凛は、真面目すぎっ!」

真が言った。

「真が、不真面目すぎなだけー。
授業うけるのは、当たり前っ!」

「じゃあ、
俺も見習って天才になるからっ!」

「天才と真面目は、意味違うし…。」

真は、馬鹿だな…なんて思った。

そんな真が、面白かった。


結局、教室に戻って授業をうけた。