何かを考えようとすると。
昨日の出来事を思い出してしまう。
これから、どうすればいいんだろう。
学校に行ったら、また裕貴に
捕まってしまうかもしれない。
怖くて仕方がなかった。
そんなこんなで、
一週間も休んでしまった。
お母さんも、
何か分かってくれたみたいで
ご飯は部屋まで持ってきてくれて。
一週間休ませてくれた。
「一週間も、休んだんだから
明日は、学校行きなさいよ?」
お母さんから、優しく聞かれる。
「………分かった。」
私は、小さな声で言った。
一週間経って、鏡を見たら
顔は大丈夫な状態になっていた。
体は、まだ痛むけどまぁ回復していた。
体の傷は、順調に回復している。
だけど、心の傷は癒されない。
癒される所か、
明日学校に行くと考えるだけで
震えている自分がいた。