「…違うって、ば…。」

そんな事言っても、聞いてない。


朝の真のように。

ずっと、殴る蹴るの繰り返しだった。


本当に…、
死んじゃうんじゃないかというぐらい。


裕貴は、
こんな恐ろしい人だったのだろうか。


「…痛い…。やめ、てっ…。」

泣きながら訴える私を横目に。

裕貴は、言う。

「お前が悪いんだろ?」



一緒に帰っただけなのに。

本当に何もしてないのに

裕貴だって、女の子と遊んでるのに。



都合が良すぎる。


ねえ、暴力じゃなくて言葉で言ってよ?

裕貴は、そんな人だったの?