スゴく、震えている自分がいた。

涙が止まらなかった。


そんな時、声が聞こえた。


「ねえ、何で喧嘩になってたの?」


「あぁ、なんかねー。

中澤と凛ちゃんが昨日一緒に
帰ってた所を見かけた奴がいて~。

そいつが、
その事を裕貴君にチクったらしいよ~。

それで、キレて朝、中澤呼んで
喧嘩しだしたみたいな~。

まじ、びっくりしたし~。」


「凛ちゃん、有り得なくない?

あんな格好良い彼氏いんのに、
浮気みたいな。」



……やっぱりだった。


昨日一緒に帰ってたからだ。