「俺ー?
うーん。いないいないっ!」

真が笑って言う。

格好良いのに勿体無いなぁー。

なんて、思ったけど
口に出すのはやめといた。

「あ、ってか真君の家こっち?」

「うん。こっちー。」

真君が言う。

「そうなんだっ!」

私の家方面に帰る人は、
少なかったから、なんか嬉しかった。

「俺、帰宅部でさー!
いつも、1人で帰ってんの。

こっち方面、少ないから嬉しいしっ!」

真が嬉しそうに言う。

私も、全く同じ事を
思っていたから嬉しかった。


それから、色んな話をした。

気が合って、話が盛り上がった。

たまに変な事を言って、
そんな真が面白かった。