けど、今は幸せだから。

言わないで、我慢していた。



「…大丈夫大丈夫っ!」

真が言った。

「適当……。」

私が言った。

いつの間にか、一緒に帰っていた。

「そいうわけじゃなくて…。

だって、裕貴めっちゃ
凛ちゃんの事心配してるしっ!」

真が言う。

「例えば?」

「えーっと。

凛は、可愛いから他の奴らにとられるかもとか…。
凛は、俺でいいのかなとか…。」

本当に言ってんのか…?

そんな疑いながらも、嬉しい自分がいた。

って、そんな彼氏の話ばっかりされても嫌だよな。と思って話題を振ってみた。


「真君は、好きな人いないの?」