「へ、へぇ~…。」


「はい。
氷あげるから、頭冷やしなさい。」

先生がそう言って、
早音ちゃんに氷を渡した。


色んな意味で、頭を冷やしてほしいです。


「あなたは、大丈夫なの?」

先生が私に言った。

「は…、はい。」

私が苦笑いで言う。

「真君が、あなたを抱きかかえて
入ってきて、びっくりしたのよ。」

先生が笑って言った。

「ごめんね。」

「なにがっ!?」

真が驚いて言う。

「その…、迷惑かけて?
重かったでしょ?」

「全くっ!全然っ!!
余裕余裕っ!」

真が言った。