「だからっ!ここ俺の部屋っ!!


勝手にお菓子を出さないっ!
冷蔵庫をあさくらないっ!


寝る時は、俺様に許可を得てっ!
トランプを勝手に出さないっ!


俺は、凛を探したいのっ!!」


俺が言った。


「…うるせー。」

棗が耳を塞ぐ。


君には、通用しませんよね。


「あっ、もしもしー。

今、どこいるの?
めっちゃ、心配したんだよー!」

美波が電話を始めた。


君にも、効果無しですかっ!


「えっ?凛もいるんだー!」


「………凛っ!?」

凛に物凄く反応した俺。

「……そっかぁ。分かった。
けど、良かったよっ!見つかってっ!

じゃぁ、また連絡するから~。」


そう言って、電話をきった美波。