「優菜と遊ぼ~?」

優菜が言った。

「うんっ!」

もちろんっ…!

むしろ、遊ばせて下さいっ…!!


「凛の機嫌が治って良かった…。
優菜、呼んでて良かったね。」

お姉ちゃんが言った。

「本当よ。

それよりなんで、
いきなり帰って来たのかしら?」


―――――――――

「……どこ行ったんだよ。」

俺は、ずっと凛を探していた。


学校にも、いないし。

寮にも、いないし。


このまま、見つかんなかったら。

アイツ、ただじゃおかねぇし。