「…あぁー。
わかんねぇ。覚えてねーし。」

棗が言う。

「また、昨日みたいに
あれに関係する事、言ったのかよー?」

隼人が呆れた顔で聞く。


あれ……って…?


「…あ。そんな感じ。」

棗が思い出したように言った。

「そんなんだと、
顔はいいけど、モテないよー。」

隼人が言う。

「…余計なお世話。」

棗が言った。


「……お前って。

本っ当、とことん最低な奴。」


真がそう言って、保健室を出て行った。


「承知だから。
何にそんな必死になるか分かんねー。」

棗が言う。

「あぁ~。」

隼人が言った。