言いたい事を一気に言った。

けど、イライラが増す。


「あぁー。ムカつく。」

何さ…、ちょっと年上だからって!

私が1人でそう言いながら、
廊下を歩いていた。


まだ、授業中だしなー。

どこ行こ…?


なんで、こんな時に真がいないんだ。

なんて、思っていた。



―――凛の為だったら、
楽勝だっつのっ!!



本当、あの馬鹿は何言ってんだ。

馬鹿だからこそ、
普通に言えるんだと思う。


けど、嬉しかったのには変わりない。


「はぁー…。」

もう、やだな…。