「大丈夫かよ、凛っ!?」

いきなり焦りだした、真。


本当、馬鹿は分かりません。


私は、首を横に振る。

「大丈夫じゃねぇのかよっ!」

真が言う。

なに、
大丈夫って言ってほしかったか、馬鹿。


「凛、保健室行こうよ。」

美波が優しく言った。


美波は、優しいね。

「龍也、運んでっ!」


…………え。


「俺かよ。」

そう言って、私に近づいてくる。


いやいや…

本当に、何故に龍也……?


止めて下さい

止めて下さい

止めて下さい

私に近寄らないで下さい。