それから、何分かしてから。

声が聞こえてきました。



「なんでだよ。」

「うるせぇな。」

「凛と来たかったのに、
なんでお前と……。」

「こっちのセリフだっつうのっ!!」


――ドンッ

勢いよくドアが開き。


「チースっ!」

隼人が言った。

いつの時代だよ、おい。


真は、黙って席に向かう。


――ドンッ!


勢いよく荷物を置いて、席に着いた。


「遅刻な。」

担任が言う。

「…うっせぇな。」

真が言った。