走った走った走った。



橋本凛。

逃走。



「…着いちゃった…。」

三分で、学校に着いた。


それなのに、何故
昨日は遅刻したんだろう。

疑問に思う。

ま、いいや。


そんな思いながら、靴箱に向かった。


「凛~♪」

振り向くと。

「グッドモーニングー♪」

美波がいた。

「……グッドモーニング。」

苦笑いで言う私。


「あれー、真は?」

美波がキョロキョロして言った。


しん

しん

真……。