「はっ、早く行こう。」

凛が言った。

「…まだ、着替えてない…。」

苦笑いで、真が言う。

「馬鹿…。」


「俺と行こーよー♪」

俺が必殺スマイルで、言う。

「…う゛っ…。」

効いてる効いてる。

「コイツ時間かかるしー。
一緒に……、」


「俺と行くでしょ。」


俺の言葉を遮った。

真の声。


「……えっ!?」

凛がびっくりして、真を見る。

「準備してくる。」

そう言って、部屋に入って行った。