男なんだけどね。


食堂に入ると。

棗と翔が、夕飯を作っていた。

「なに、作ってんのー?」

隼人が言う。

「鍋。
見て分かんねぇの?」

棗が言った。

「棗君は、相変わらず冷たいですねー。
作ってないくせに。」

「あ゙?もう一回言え。」

隼人を睨んで言う。

「嘘。嘘嘘嘘嘘!」



「早く食べたいー!」

早音ちゃんが言う。

「うん。後少しで、できるよ。」

そう言って、翔が笑う。


みんな、本当の家族みたい。