綾香side 私は家に帰った。 「ただいまぁーお兄ちゃんーー」 私の家は、共働きのため、親が帰ってくるのは12時をまわったころである。 「おーおかえり。どうだったぁー?」 「どうだったって何が?」 「お前の好きな人のことだよ。」 そう、私も実は好きな人がいる。名前は大倉 由人。 彼がこの間野球部に入りたいと言っていた。 私は野球部と同じグラウンドで練習する陸上部に入りたいな・・・