「ですよねぇ・・・っていうか、ほんとに大丈夫ですか?」
「うん、私、強いからね。いろいろ考えて脱出するチャンスだなって思ったんだ。やっぱり目の当たりにするとつらいだろうけど、さすがにいやんなっちゃってキライになっていっちゃうのかなぁ・・・それはやなんだけどぉー・・・まぁーいいや、もう」
「やりなげだなぁ」
「投げやりですけど」
「あ、気がつきました?」
「うん、よしっ、脱出する。そして、仕事と母親業に専念するぞ」
「あー、まぁそれもいいし、また新たな出会いもね、そのうち」
「うん、それは期待せずに、あせらずに、そんな日がくることをまつ」
「うらんでないんですか?」
「だってうらむようなこと、されてないもん」
「そうかなぁ、無理してないですか?」
「無理してますけど、なにか?」
「体によくないから」
「ご心配ありがとう。では、おことばに甘えて、ヒト泣きしていいですか?だああああああああーーーーーー」
「うわぁ・・・ど、どうぞ、いいですけど・・・・」
「あーっ、すっきりしたっ」
「はやっ」
「うん、ありがと、。よし、これでぐっすり眠れそう。えー結論は、あの人は、私にはもったいない・・・じゃなくて・・・あの人には、私はもったいないんだ」
「そう、そーですよ。正解です」
「ありがとう!よし、それを言いきかせて乗り越えよう」