今度は黒神に両腕を伸ばす。 黒神は迷うことなく軽々と桃子を抱っこする。 「まだ眠いのか?」 先ほどとはうって変わってすごい柔らかい優しい声で桃子に声をかけながら歩き出す。 「んーー」 微笑みをうかべ、黒神は桃子を抱っこしながらほっぺたを撫でる。 青葉は1人取り残される。