カチャリ、カチャリ

今日もまた人の縁を切っていく…


『チュンチュン』

ーーーーん、、
鳥の鳴き声で覚めた…
なんてメルヘンチックなんだろうと…

『コンコン』
ドアが叩く音がして私の目は、完全に覚めた

『失礼致します、結麗様』

朝のご支度の時間になります

そう言って来たのは、私がまだ幼い頃、仲が良かった使用人だ、まぁもう仲がいいということに程遠くなってしまったのだけれど

お嬢様と呼ばれていた頃を懐かしく思う自分がいて
またあの頃に戻りたい自分がいる

ふと部屋を見渡すと壁に掛けてある制服に目に着いた

今年で17歳普通なら高二、一応高校には、籍があるものの今まで行ったことは、無い
学年首席だったらしいが...

まぁ、私には、関係ないことだと思い考えるのをやめた