セレスティーヌが公爵家に花嫁修行へ来た。邸の者は皆セレスティーヌを歓迎した。覚えも早く、一生懸命で愛らしいセレスティーヌを皆慕っているとの事だ。
本当にサロモンはバカなんだな。見る目がないのか! と呆れた。王宮で小さな頃から教育されていたと言うので、マナーも完璧だ。そんなセレスティーヌは私と二人でいる時は年頃の娘らしく可愛くてギャップが堪らない。
月日が経ちようやくセレスティーヌと結婚式を迎える事が出来た。セレスティーヌのドレスは国の伝統的なレースをあしらったもので、セレスティーヌが着ると、それはそれは美しく、隣に立つのが躊躇うほどであった。
可愛いセレスティーヌ、私の一生をかけて愛すると誓う。それが私のセレスティーヌへの愛のカタチだ。