本当は私なんかよりも王太子の器であるのに、甥の私に王太子の座を譲るために若い頃に国を出て行った……その後色んな国に滞在してようやく帰ってきた。そんな叔父上に恥じぬ様、私なりに頑張ってきた。これからももちろん努力は続ける。
私は叔父上に、父上に、祖父に……王太子である事を、いずれ国を守る者として認められたい。
叔父上は臣下に降り、公爵を名乗る事となった。私が国王となった時には共に国を支えてくれると言ってくださった。そんな叔父上がセレスティーヌと一緒になりたいと願い、お互い思い合っているのだ…サロモンが、邪魔だっ。あいつはっ!