えぇ……。

私に興味があるって言ってたのは、本当だったんだな……。

若干信じ切れていなかった私は、少し嬉しと思ってしまった。

小さい頃から春と比べられてきたから私に興味を持ってくれる人なんていなかったし

なぁ……。

「じゃあ、俺は帰る。またな」

「あ、うん。また明日」

玄関をドアを開けて去っていく木枯くんに手を振って見送る。