「雨ちゃんすごいっ!これ、どうやってるの?」

小田さんにキラキラ目で見られて、少し照れながら種明かしをする。

その間も小田さんは熱心に話を聞いてくれていて、とても嬉しかった。

「へぇ〜、すごいねぇ〜」

種明かしが終わっても、小田さんは余韻が抜けていないのか、ホワホワした感じで

割り箸を見つめていた。

「雨さーん、撮影の時間でーす!」

「ひゃ、ひゃい!」