「そうでしょう⁉︎」

そ、そんなに共感する……?

「じゃあ俺、この後撮影あるんで。小田さんあとはよろしくお願いします」

「はい。任されました。がんばってね〜」

一礼して去っていく木枯くんを笑顔で手を振って見送る小田さん。

二人っきりになって、急に気まずさが際立つ。

「さ、スタジオいこっか」

「は、はい」