きっと旭山動物園にも食事をするところはあると思うけれど、凛と一緒に作ったお弁当を三人で食べるのも楽しそうだ。明日、凛に作るか聞いてみよう。
きっと三人で出かけるのは最初で最後。だったら思い出に残る一日にしたい。
スマホのアラームを設定して眠りに就いた。
そして迎えた日曜日。いつもは寝坊助の凛だけれど、私より先に目を覚ましていた。
「ママ、見てー! おにぎりできたよ」
「本当だ。上手に三角に握れたね」
「えへへ。これはねー、りょーせー君の分ね! 次はママのを作るから待っててね」
「ありがとう」
凛にお弁当を持っていかない? と提案したら目を輝かせた。そして凛も手伝うと言ってくれたのだ。
「ママの玉子焼きおいしいもんね。りょーせー君もびっくりすると思うよ。あ、唐揚げもね! それとお肉とポテトのやつも好き」
「凛、いつもおいしいって言って食べてくれるもんね」
「うん! だって本当においしいもん。りょーせー君もおいしいって言ってくれるよ、絶対!」
力説する凛に笑みが零れる。
きっと三人で出かけるのは最初で最後。だったら思い出に残る一日にしたい。
スマホのアラームを設定して眠りに就いた。
そして迎えた日曜日。いつもは寝坊助の凛だけれど、私より先に目を覚ましていた。
「ママ、見てー! おにぎりできたよ」
「本当だ。上手に三角に握れたね」
「えへへ。これはねー、りょーせー君の分ね! 次はママのを作るから待っててね」
「ありがとう」
凛にお弁当を持っていかない? と提案したら目を輝かせた。そして凛も手伝うと言ってくれたのだ。
「ママの玉子焼きおいしいもんね。りょーせー君もびっくりすると思うよ。あ、唐揚げもね! それとお肉とポテトのやつも好き」
「凛、いつもおいしいって言って食べてくれるもんね」
「うん! だって本当においしいもん。りょーせー君もおいしいって言ってくれるよ、絶対!」
力説する凛に笑みが零れる。