「別にいい。」
と東城さんがいう
落ち着いてきたころ東城さんが言う
「なぁ、この荷物とかどうしたんだ?」
「家追い出されちゃって」
へらっと笑う
「無理して笑わなくていい」
と優しく撫でてくれるからまた泣きそうになる
「っ、、、私要らないって、元々分かってたけど、悲しくて」
「うん、ゆっくり教えて」
つぎは小鳥遊さんが頭を撫でていう
私は今までの事とか全てを言った
みんな優しく相槌を打ちながら聞いてくれた
「心愛ちゃんここで一緒に暮らさない?」
と一通り話すと小鳥遊さんが言った
「え?」
「心愛ちゃんお金的には問題無いだろうけど、女の子の1人暮らしはちょっと心配かな。それに1人でって寂しいでしょ?ここには男だけど3人もいるから寂しくないよ」
「で、でも」
「それにさ俺達家事苦手だからいてほしいな」
「ね?」と小鳥遊さんが言う
「心愛、一緒に暮らそう」
「しゃーねから面倒見てやるよ」
優しくいう東城さんとふんっと少し嬉しそうな顔をしながらいう大原さん
「よろしくおねがい、しますっ」
「また、泣いてんのかよ泣き虫」
ふっと笑うヤンキーな大原さんと
「泣き顔もかわいーね」
妖艶に笑う色っぽい小鳥遊さん
「これからよろしくな」
と優しく涙を指で救ってくれる東城さん
このあたたかい3人と暮らすことになった
「朔哉は面倒みるじゃなくて面倒みられる方だよねぇ」
と小鳥遊さんが大原さんにいたずらっ子のように笑っていう
「はぁ?ちげーし」
みんなで笑った
ここは暖かくて優しい、ここに居たいな
よしよしと頭を撫でてくれる小鳥遊さん
「ふふっ、これから楽しくなりそう」
「んんっ」
朝5時半に起きてお弁当を作り、身支度をして朝ごはんを作る。
客室のベッドが空いてるということでそこを使わせてもらった
みんな大きめのお弁当箱
あとから話を聞くと大原さんは大学生で、東城さんと小鳥遊さんは社会人だった
だからみんなの時間に合わせてご飯をつくる。
東城さんと小鳥遊さんの起こすのもお願いされたからする、
大原さん大学の授業の関係で起こしてほしいときとそうじゃない時があるみたいで、今日は授業が遅いので起こさなくていいらしい。
大原さんのお弁当とご飯は別の場所においておいて、2人を起こしに行った
コンコン
「小鳥遊さーんあさですよー」
「んっ、あ、心愛ちゃんおはよう。」
優しい笑みを浮かべる小鳥遊さん朝でもイケメン&お色気が全開だ。
「ご飯出来てますので準備してくださいねっ」
「うん、ありがとう」
次は、東城さんだ
コンコン
「失礼します、東城さんあさですよー」
「んんっ」
「東城さんおきないと、え、」
寝ぼけた東城さんに腕を引かれてベットに引きずり込まれた
「と、東城さん寝ぼけてないで起きてくださいっ」
「んんっ、もーちょっと」
髪が癖づいてかわいい。
ふにゃふにゃしてるなぁ
じゃなくて!
「東城さんっ、遅刻しちゃいます」
「んっ、、心愛おはよ」
ぎゅっと抱きしめられる
ドキドキと心臓が、
「心愛、心臓すごいね、ドキドキしてる」
「っ、してないです!」
「かわいい、心愛」
ちゅっとおでこにキスをされた
「なっ、!」
「こらー、空斗やめなさい」
と次は小鳥遊さんの胸に引き寄せられる
うぅ、朝から心臓持たないよ、、
「ちっ、邪魔された」
「怖いなぁ、心愛ちゃんこれはほっといてご飯食べよう」
「はいっ、」
一緒にリビングに行くと後ろから慌てて東城さんも着いてきた
一緒にご飯を食べて2人は準備をしてスーツに着替えた
うわぁ、かっこいい
思わず見惚れる
イケメンにスーツってすごい
「ふふっ、みとれちゃってるよ?」
「でも2人ともすごくかっこいいです!」
「っ、不意打ち、」
顔をかくすように押えてる小鳥遊さん
東城さんも真っ赤になっている
どうしたんだろう?と思ったが2人ともいつも通りに戻ったのでそのままにしておいた
「心愛ちゃん1人で大丈夫?」
「大丈夫です!ありがとうございます」
東城さんと小鳥遊さんに送り迎えしてもらうと人がすごくなってしまいそうなので断った。
「心愛、なんかあったらLINEしろ。すぐいく」
東城さんがいう。
「ふふっ、ありがとうございます。じゃあおふたりともお仕事がんばってください!」
「あぁ。いってきます」
「じゃあね心愛ちゃん、いってきます」
と2人は出ていったので私もカバンをもって最終チェックをして学校に向かった
「姫愛ちゃんっ!おはよ〜」
「おっはよぉ〜!」
「姫愛ちゃん今日もかわいいね!」
「そんなっ姫愛なんてかわいくないよ〜」
と姫愛を囲むクラスの人たち
いつも通りの関係
姫愛に東城さん達のこと知られたくないなぁ。
あ、そう言えば私が男の人たちと暮らしてるって東城さんたちが悪く言われちゃうんじゃ
昨日は受け入れられてくれたことが嬉しくてなにも考えてなかったが、よく考えてみれば危ないだろう
どうしよう、帰ったら言わないと
と考えていると私の席に来た姫愛
「ねぇ、心愛ホテル暮らしは快適?」
「え無月さん達って一緒に暮らしてるんじゃないの?」
姫愛のことを無視すると周りの子たちがいう