全て片付いて部屋に戻ってきたら、すでに0時近くになっていた。


(つかれた……。)


今日は色々ありすぎて、ほんと。
最後のダメ押しがさっきのアレでしょ?うんきついってこれ!
こんな商売やっていけるのか?私。

でも母は筋がいいと私を褒めてくれた。
写真の方の赤い糸が視えるようになるにはそれなりの訓練と実績のどちらかがないと難しいからだ。
一発で視えるということは母も祖母も出来なかったと。


(……向いてはいるのかなぁ……だとしたら、まだやっていけそうなのか?)


とゆーか、お客様もなかなかだったよな……?今後もあーゆーのばかりくるのであろうか……?
常連であろう伊集院様は今後どーなるのか。そして息子さん、逃げて!!!!!
あの写真の彼女と幸せになって欲しいなぁ……。
そしてこのすべてを私自身も誰にも話してはいけないというのがまたストレス!


(誰かに相談したい……。)


誰かって、誰だろう?
そもそもこんな相談したところで、どうしようもないし。秘密が多いとミステリアス♡みたいなこと母は言っていたが、全くそんなことはない。言ってしまえば重荷が増えるだけではないか!

ひとりで抱えておくにはなかなかのものだが、こればかりは仕方ないのか。仕事だし……ブラックな仕事だけど……。

ってか、もう疲れた……今日は寝よう。
また明日。


また……。









布団に入って安心したのか、私はすぐ眠りについた。